金融資産の保有データ

金融資産の保有データ

定期預金も含め、ほかの人はどのくらいの金融資産を保有しているのでしょうか。ここでは金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査を紹介します。

金資産の保有データ:金融商品別割合

 預貯金うち
定期性
預金
金銭信託
貸付信託
生命
保険
損害
保険
個人年金
保険
有価
証券
債券株式投資
信託
財形
貯蓄
その他
2009年55.1%35.9%0.8%18%2.7%6%14.4%3.1%6.7%4.6%2.6%0.4%
2010年54.3%34.2%1%17.7%2.7%5.5%15.4%3.7%6.7%5%2.5%0.8%
2011年55.2%33.5%0.9%17.4%2.7%5.8%14.3%3%6.6%4.8%2.5%1.1%
2012年56.9%34.2%1.2%17.6%2.2%5.7%13.2%2.4%5.6%5.1%2.4%0.9%
2012年
実額
630万379万13万195万24万63万146万27万62万57万27万10万

調査時期 : 平成24年6月15日
調査人数 : 全国8,000世帯(世帯主が20歳以上、世帯員が2名以上)
調査期間 : 金融広報中央委員会

定期預金(定期性預金)の割合が34.2%と高い

意外と上記の調査データでは、定期預金(定期性預金)の割合が2012年で34.2%と非常に高いのがわかる。しかし、これは平均値から割り出したものであるため、実はお金持ちが平均額をかなり押し上げているのだ。実際に同じ調査で平均した保有している金融資産額は1,108万円なのだが、ちょうど真ん中にいる人(中央値)では450万円にとなっている。つまり、一部のお金持ちが平均額を思い切り押し上げているデータといえるだろう。

この平均値の450万円の方が、一般の方の実際の貯金額に近いと思われる。そのため、この定期性預金の割合も、実際には半分ぐらいなのではないかと推測する。一部のお金持ちが定期性預金を活用しているから、34.2%まで引きあがっているのではないだろうか。

ただし、それを逆説的に考えると、お金持ちは定期預金を積極的に利用しているということである。定期預金は、一般の人も利用を検討すべき金融商品なのである。


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