元本割れの金融商品への利用意向
金融商品を比較検討する際に重要視される元本割れのリスクがあるか、ないか?ですが、多くの方の元本割れ金融商品を利用の状況はどうなっているのでしょうか?ここでは金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査を紹介します。
元本割れの金融商品への利用意向
調査年度 | 積極的に保有 | 一部は保有 | 保有しようとは思わない | 無回答 |
---|---|---|---|---|
2012年 | 1.5% | 12.5% | 84.5% | 1.5% |
2011年 | 1.3% | 13.9% | 82.9% | 1.9% |
2010年 | 1.7% | 13.6% | 83.2% | 1.5% |
2009年 | 1.9% | 13.7% | 82.9% | 1.4% |
2008年 | 2.2% | 14.9% | 80.6% | 2.3% |
2007年 | 1.9% | 16.7% | 78.3% | 3.0% |
調査時期 : 平成24年6月15日
調査人数 : 全国8,000世帯(世帯主が20歳以上、世帯員が2名以上)
調査期間 : 金融広報中央委員会
年々利用しようと思わない人が増加し、2012年は最大の84.5%に
見事に毎年、元本割れリスクのある金融商品の「保有しようと思わない」と回答する割合が増えている。2007年から増加しているため、2008年のリーマンショックの影響というわけでもなさそうだ。バブル崩壊後、長く続く不景気から、元本割れに対するリスクに対して人々は敏感になっているということであろう。
元本割れのリスクのない定期預金に人気が集まっている現状も、上記のアンケートから頷ける結果となった。
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