【必読】定期預金は途中で解約できるの?中途解約のペナルティは?定期預金の中途解約の仕組みを徹底解説

man
「定期預金って満期まで引き出せない預金でしょ。中途解約ってできるの?」
「定期預金を中途解約するとどんなペナルティがあるの?」
・・・

「定期預金は満期まで引き出せない」と勘違いしている方も多いのですが、「中途解約」という方法があります。定期預金の中途解約について解説します。

目次

定期預金は途中で解約できるの?

定期預金は途中で解約できるの?

結論から言えば

teacher
はい。定期預金は中途解約できます。

定期預金とは

預金する期間を決めて、その期間が訪れるまで引き出さないことを条件として、通常の普通預金よりも高い利息が受け取れる預金のこと

を言います。

定期預金とは

そのため、多くの方が

man
「定期預金は、満期まで引き出せないものでしょ?」

と勘違いしているのですが

満期になる前に途中でも、定期預金は解約することができるものなのです。

例:オリックス銀行「eダイレクト預金」

定期預金 中途解約
定期預金 中途解約 定期預金 中途解約

定期預金を中途解約するときのペナルティ

定期預金を中途解約するときのペナルティ

定期預金は、途中で引き出せないことを条件に普通預金よりも高金利の金利が付与される形の預金です。

それを途中で止めてしまうのですから、ペナルティがないというわけにはいかないのです。

定期預金の中途解約のペナルティ = 適用金利が減る

形になります。

例:オリックス銀行「eダイレクト預金」

定期預金の契約状況
定期預金の契約状況
定期契約番号預金商品名預入金額適用利率満期時取扱満期日
5スーパー定期3008,057,641円0.25%元利自動継続2019年8月2日

2018年8月2日に「1年もの」の定期預金をオリックス銀行で組んだものです。

金利:年率0.25%

これを2018年11月13日に中途解約する場合の条件は
定期契約番号5
預金商品名スーパー定期300
預入日2018年8月2日
預入期間1年
預入金額(1)8,057,641 円
満期日2019年8月2日
解約区分中途解約
適用利率0.02%
利息計算方式単利
満期時取扱元利自動継続
税引前利息(2)454 円
国税(3)69 円
地方税(4)22 円
税引後利息(5=2-(3+4))363 円
お受取合計金額(1+5)8,058,004 円

となります。

おわかりのとおりで

  • 定期預金で満期まで待っていた場合の金利:0.250%
  • 定期預金を中途解約した場合の金利:0.020%

と、10分の1ぐらいの適用金利が減ってしまうのがわかります。

これが定期預金を中途解約する唯一のペナルティです。

定期預金は「元本保証」された預金ですから、中途解約しても、元本が毀損することはありません。

ただし、適用金利が普通預金金利並みの低金利になってしまうことに注意が必要です。

中途解約時に適用される定期預金金利の計算方法

中途解約時に適用される定期預金金利の計算方法

中途解約金利(中途解約利率)は

中途解約金利(中途解約利率) = 満期時の定期預金金利(約定利率) × 預入期間に応じた利率(掛け目)

によって計算されます。

この「預入期間に応じた利率(掛け目)」というのは、銀行によって異なります。

三菱UFJ銀行の期限前解約利率(中途解約利率)

三菱UFJ銀行の期限前解約利率(中途解約利率)
解約までの預入期間期限前解約利率
6ヵ月未満解約日における普通預金利率
6ヵ月以上1年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「6ヵ月」店頭表示利率×70%
1年以上2年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「1年」店頭表示利率×70%
2年以上3年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「2年」店頭表示利率×70%
3年以上4年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「3年」店頭表示利率×70%
4年以上5年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「4年」店頭表示利率×70%
5年以上6年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「5年」店頭表示利率×70%
6年以上7年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「6年」店頭表示利率×70%
7年以上8年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「7年」店頭表示利率×70%
8年以上9年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「8年」店頭表示利率×70%
9年以上10年未満預入日(または継続日)におけるスーパー定期*の「9年」店頭表示利率×70%

ソニー銀行の期限前解約利率(中途解約利率)

ソニー銀行の期限前解約利率(中途解約利率)
当初お預け入れ期間1ヶ月以上1年超2年超3年超5年超7年超
預入期間1年以下2年以下3年以下5年以下7年以下10年以下
1年未満10%10%10%5%5%5%
1年以上 2年未満20%20%10%10%5%
2年以上 3年未満50%20%10%5%
3年以上 4年未満30%20%10%
4年以上 5年未満50%30%20%
5年以上 6年未満40%20%
6年以上 7年未満50%30%
7年以上 8年未満40%
8年以上 9年未満40%
9年以上 10年未満50%

GMOあおぞらネット銀行の期限前解約利率(中途解約利率)

GMOあおぞらネット銀行の期限前解約利率(中途解約利率) GMOあおぞらネット銀行の期限前解約利率(中途解約利率)
中途解約利率掛目1年未満1年2年3年4年5年6年7年8年9年10年
1年未満2%2%2%2%2%2%2%2%2%2%2%
1年以上2年未満2%2%2%2%2%2%2%2%2%2%
2年以上3年未満2%10%10%10%10%10%10%10%10%
3年以上4年未満10%15%15%15%15%15%15%15%
4年以上5年未満15%20%20%20%20%20%20%
5年以上6年未満20%25%25%25%25%25%
6年以上7年未満25%25%25%25%25%
7年以上8年未満25%30%30%30%
8年以上9年未満30%40%40%
9年以上10年未満40%40%

オリックス銀行の期限前解約利率(中途解約利率)

オリックス銀行の期限前解約利率(中途解約利率)

預入日の1カ月後の応当日から、預入日の2年後の応当日までの日を満期日とした、この預金の場合

1年未満解約日における普通預金の金利
1年以上2年未満約定利率×40%

預入日の3年後の応当日を満期日とした、この預金の場合

1年未満解約日における普通預金の金利
1年以上2年未満約定利率×20%
2年以上3年未満約定利率×50%

預入日の5年後の応当日を満期日とした、この預金の場合

1年未満解約日における普通預金の金利
1年以上2年未満約定利率×10%
2年以上3年未満約定利率×25%
3年以上4年未満約定利率×40%
4年以上5年未満約定利率×50%
前述したオリックス銀行の例では
1年未満の解約 → 解約日における普通預金の金利:0.02%

が適用されていたのです。

銀行によって

  • どのくらいの「中途解約利率掛目」を設定しているのか?

が大きく違うことがわかります。

傾向としては

  • 金利が高いネット銀行 → 中途解約利率掛目が低い
  • 金利が低いメガバンク → 中途解約利率掛目が高い

です。

ネット銀行など定期預金金利が高い銀行は、「中途解約利率掛目」を低くすることで、解約されにくい環境を作っているのです。

定期預金の一部中途解約

銀行によっては、「定期預金の一部中途解約」が可能になっています。

定期預金の預金額全額を解約するのではなくて、定期預金の預金額の一部だけを解約して、残金はそのまま定期預金を継続するという仕組みです。

  • 1,000万円の定期預金
  • 1年もの定期預金金利:0.3%
  • 中途解約利率:0.01%
急に300万円のお金が必要になった

解約しない場合に受け取れる利息

1,000万円 × 0.3% = 3万円

全部中途解約の場合

1,000万円 × 0.01% = 1,000円

300万円だけ一部中途解約する場合

700万円 × 0.3% = 2万1,000円
300万円 × 0.01% = 300円

合計:2万1,300円

ですから、

「一部中途解約」ができる定期預金の方が、資金管理の自由度が高く、万が一途中でお金が必要になっても、受け取れる利息が減りにくいメリットがあるのです。

「一部中途解約」ができるかどうかは、金融機関の定期預金の「商品説明書」に記載されています。

例:東京スター銀行/スターワン円定期預金プラス

例:東京スター銀行/スターワン円定期預金プラス

一部中途解約について

本預金の一部の満期前解約は、預け入れ日(または継続日)から6ヵ月目の応当日以降、当行が承諾した場合にのみできるものとします。

金額は最低預け入れ金額を下回らない範囲で1万円単位とし、解約した部分の取り扱いは、上記中途解約の取り扱いに準じます。

自動継続中の定期預金・積み立て定期預金の中途解約

自動継続中の定期預金・積み立て定期預金の中途解約

定期預金の自動継続とは?

満期が終わった時に自動的に同じ定期預金に入りなおすこと

積立定期預金とは?

毎月一定額を自動的に定期預金に組み入れる預金商品のこと

を言います。

どちらも、定期預金であることに変わりはありませんので、通常の定期預金と同じように「中途解約」が可能です。

定期預金を中途解約する方法

定期預金を中途解約する方法

定期預金の解約する方法はいくつもあります。

  1. 銀行窓口での解約
  2. ATMでの解約
  3. インターネットバンキングでの解約
  4. テレフォンバンキングでの解約
  5. モバイルバンキングでの解約

銀行窓口での解約の場合

  1. 銀行の窓口に行く
  2. 届出印・定期預金通帳(または証書)・本人確認書類を提示する
  3. 所定の書類に記入する
  4. 解約完了

という簡単なものです。

ATMでの解約の場合

  1. キャッシュカードを銀行ATMに挿入する
  2. 指示通りにATMのパネルを選択する
  3. 解約完了

インターネットバンキングでの解約(モバイルバンキングでの解約)

  1. インターネットバンキングにログインする
  2. 定期預金解約をリンクを押す
  3. パスワードを入力する
  4. 解約完了

テレフォンバンキングでの解約

  1. 銀行に電話する
  2. 電話越しに本人確認をする
  3. 定期預金の解約意向を伝える
  4. 解約完了
代理人による定期預金解約も可能

また、本人の委任状があれば、代理人でも解約が可能です。代理人による定期預金解約の場合は、別途書類が必要になる可能性があるので、事前に銀行に問い合わせて、銀行窓口で解約手続きを行いましょう。

中途解約する可能性がある場合の定期預金選びの注意点

中途解約する可能性がある場合の定期預金選びの注意点

「仕組み預金」と混同しないように注意が必要!

「仕組み預金」とは

オプション取引などのデリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ預金商品のことで、定期預金よりも高金利に設定されることが多い預金のこと

を言います。

しかし、この「仕組み預金」は

  • 満期を銀行側が設定する
  • 中途解約ができない

というデメリットがあるのです。

一部の銀行では、この「仕組み預金」を

  • 新型定期預金
  • 定期預金プラス
    ・・・

と「定期預金」というワードを入れて、混同しやすい商品設計にしてしまっているのです。

しかし、これらの定期預金では「中途解約ができない」という大きな違いがあるのです。

混同しやすい名称の仕組み預金

東京スター銀行「スタードリーム円定期」

東京スター銀行「スタードリーム円定期」

→ 中途解約について:中途解約はできません。

楽天デュアル定期預金

楽天デュアル定期預金

→ 原則として中途解約はできません。

「定期預金」の中にも中途解約ができないものもある!

東京スター銀行「スターワン円定期預金プラス」

これは満期を預金者が設定できるので「定期預金」の位置づけの商品です。

しかし、商品説明書には

東京スター銀行「スターワン円定期預金プラス」

中途解約について

本預金全部の満期前における解約は当行が承諾した場合にのみできるものとします。

満期前に解約する場合は、預け入れ期間に応じた利率から当行所定の利率(0.02%)を差し引いた利率を適用します。その結果、預け入れ期間によって は無利息となることがあります。

とあります。

銀行側の承諾がなければ解約ができない

のです。

このような例外的な「定期預金」商品もあるので、「定期預金」を選ぶときには「商品説明書」を見てから、最終決定するということが重要になるのです。

銀行には「顧客への商品説明義務」があるため、必ず「商品説明書」がウェブサイト上に用意されています。見落とさずにチェックしましょう。

まとめ

定期預金は

途中で引き出せない代わりに金利が高い預金商品です。

しかし、定期預金は

途中で解約することができます。

その時のペナルティは

  • 満期時の金利よりも金利が低くなる

ということのみです。

teacher
定期預金は中途解約が可能ですが、中途解約時の金利は、満期時の金利と比較してかなり低金利になってしまいます。そうならないためには「満期までの期間が短い定期預金を選ぶ」「一部中途解約ができる定期預金を選ぶ」ことも、重要な定期預金比較のポイントとなります。途中で引き出す可能性が高いと思われる方は、十分に注意して定期預金を比較しましょう。

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