外貨預金とFXはどっちがお得?徹底比較
外貨預金に預けるのとFXでレバレッジをかけずに利息を狙うのとでは、いったいどちらがお得なのでしょうか?ここでは外貨預金とFXの特徴を比較しました。
外貨預金とFX比較
比較項目 | FX | 外貨預金 |
---|---|---|
投資の効果 | レバレッジをかければハイリスク・ハイリターン レバレッジ1倍なら外貨預金と同じ | ローリスクローリターン |
取引時間 | 24時間取引可能 | ネットバンキングがあれば24時間取引可能 店舗であれば、営業時間 |
取扱通貨 | 20通貨~30通貨 | 5通貨~10通貨 |
取扱通貨ペア | 円以外の通貨同士でのペアも可能。 | 円と円以外の通貨ペア |
為替レート | 24時間リアルタイムで変動 | 一部リアルタイム、土日などは営業日でのレート |
預入金額 | 数千円から可能 | 数千円から可能。定期預金では10万円程度からが一般的。 |
1ドルあたりの手数料 | 片道0銭~20銭程度 | 片道1円程度 |
為替差益 | 円高局面でも、円安局面でも、どちらでも利益を得ることが可能 | 円安時のみ利益を得る |
為替差損 | 円高局面でも、円安局面でも、どちらでも損失が出る | 円高時のみ損失が出る |
金利収入 | 日割りで計算 | 預入時に決定し、満期に受取 |
解約 | いつでも可能 | 原則として満期に可能 |
資産保全 | 信託銀行に分別管理 | 預金保険の対象外 |
税金 | 原則、雑所得として総合課税 | 20%の源泉分離課税、為替差益は総合課税 |
外貨預金とFXはどっちがお得か?
注目すべきは、両替の手数料の違い
外貨預金をする場合にも、FXをする場合にも、両替の手数料が必要になります。1ドル = 100円の場合、銀行だとこの手数料が1円かかるため、以外にばかにならない金額になってしまいます。
100万円の外貨預金をした場合、片道の両替手数料1万円、往復で2万円にもなってきます。
FX会社の場合、為替手数料が0円~20銭と手数料が低く、20銭だったとしても
100万円の外貨預金をした場合、片道の両替手数料2000円、往復で4000円で済むのです。
100万円での利息が2%だったとしても、往復で2万円使ってしまったら利息は残りません。つまり、お得度でいけば外貨預金とFXでは、FXの方が断然有利なのです。
銀行なら預金は守られるけど、FXでは倒産したら怖いんじゃないの?
これは、大きな間違えです。銀行で預金しても、外貨預金の場合、預金保険(ペイオフ)は適用されません。定期預金や普通預金の場合、1000万円までは銀行が倒産しても国が補償してくれます。しかし、外貨預金の場合は、倒産したら返ってこないのです。
これはFXでも同じです。倒産の可能性という意味ではFX会社の方が高いのですが、金融商品取引法が改正されて顧客からの預かり資産を信託口座にて管理する「信託保全」が義務付けられたのです。信託保全をしている場合、万が一FX会社が倒産しても、資産は保全されることになります。
イメージでは銀行の方が安全に感じてしまいますが、FX会社の方が倒産しても資産が守られるようになっているのです。この意味でも外貨預金よりFXの方が安全性が高いといえるのです。
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